うさぎのエサの与え方
うさぎは人と同じく食事がとても大切です。
好きなものだけ与えたり、偏ったエサを与えていると肥満や病気になることもあります。
おやつはうさぎとのコミュニケーションやしつけに使うことができます。
年齢や体調に応じて適切なエサを与えてください。
※ここで紹介する与え方は一例であり、様々な考え方や与え方があります。
エサの種類
ペレット |
固形の総合栄養食で、うさぎが必要とする栄養が含まれています。 ペレットは必ず与えることをおすすめいたします。 年齢や品種に応じて各社から様々なペレットが発売されています。 最初にお迎えするときは、お店にいたときに食べてたペレットを与えてください。 |
牧草 |
ペレットに次いで重要なエサが牧草です。 繊維質が豊富な牧草を食べることで調子がよくなり病気の予防にもつながります。 イネ科を代表するチモシー牧草、マメ科を代表するアルファルファ牧草などがあり、 成長期はアルファルファがよいと一般的に言われてますが、 当店では成長期もイネ科チモシー牧草がよいと考えます。 成長期用のペレットはおもにアルファファルファ牧草が原料に使われていることと、 アルファルファからチモシーへの切り替えがうまくいかないことがあるためです。 また、チモシーだけでなく、季節に応じて旬な牧草や生牧草も与えてください。 |
サプリメント |
補助食になります。 成長期、妊娠育児中、病気の予防、病中病後、高齢うさぎ向けなど様々な用途のサプリメントがあります。 代表的な病気を予防する乳酸菌と毛球症予防のサプリメントは必ず与えてください。 |
野菜・ハーブ |
位置付けはおやつになります。 少量与えてください。好んで食べるので与えすぎに注意してください。 与えすぎると重要なペレットや牧草を食べなくなります。 野菜をたくさん食べてるときは水を飲む量が減ります。 |
果物 |
位置付けはおやつになります。 少量与えてください。好んで食べるので与えすぎに注意してください。 与えすぎると重要なペレットや牧草を食べなくなります。 また、果物は消化器官への負担が高いため仔うさぎには与えないでください。 |
穀類 |
位置付けはおやつになります。 少量与えてください。好んで食べるので与えすぎに注意してください。 与えすぎると重要なペレットや牧草を食べなくなります。 また、穀類はでんぷん質が多く含まれており、与えすぎは消化器官に負担がかかります。 |
エサの与え方−成長期のうさぎ(生後6ヶ月頃まで)
成長期はたくさん食べて丈夫な体を作る大切な時期です。
ペレット中心の食生活になります。この時期にペレットが少なすぎると成長不良を起こすことがあります。
ペレット |
1日2回
次の食事まで確実に食べきる量を与えてください。(2018/4/10訂正)多めに与えますが、与えてから1〜2時間以内に食べきる量を与えてください。ペレットが多すぎると牧草を食べなくなります。 |
牧草 |
チモシー牧草を食べ放題 ※手に入るときはチモシー以外のイネ科牧草も与えてください。 |
生牧草 |
可能ならば1日1袋程度 |
うさぎの乳酸菌 |
1日1回1錠 |
アクティブエンザイム |
1日1回1錠 |
おやつ |
果物以外は少量与えても問題ございません。 ただし、最初は同時に何種類も与えずに1日1種類ずつ様子を見ながら与えてください。 食べないものや体調を崩すものがわかります。 |
エサの与え方−大人のうさぎ(生後6ヶ月頃から)
生後6ヶ月頃に成長が一段落し、これからは体を維持する時期になります。
ペレットの量が減り牧草中心の食生活になります。
ペレット |
1日2回 1日に与える量は体重の3〜5%を目安にしてください。
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牧草 |
チモシー牧草を食べ放題 ※手に入るときはチモシー以外のイネ科牧草も与えてください。 |
生牧草 |
可能ならば1日1袋程度 |
うさぎの乳酸菌 |
1日1回2錠 |
アクティブエンザイム |
1日1回2錠 ※換毛期はさらに1錠増やします。 |
おやつ |
少量与えてください。 ペレット、牧草を食べ残す場合はおやつの与えすぎが考えられます。 |
おやつの与え方
コミュニケーション |
うさぎと仲良くなるために手から直接与えます。 |
しつけ |
抱っこ・ブラッシング・爪切りを嫌がるうさぎはたくさんいます。 終わった後にご褒美としておやつを与えることで徐々に慣れてくれます。 |
食欲増進 |
うさぎは病気以外でも食欲が落ちることもがあります。 そんなときに食欲を戻すきっかけとしておやつを与えます。 |
与えてはいけないもの
野菜 |
ジャガイモ、ネギ、玉ネギ、ニラ、ニンニク、アボカド |
人間の食べ物 |
クッキー、ビスケット、パンなど |